2020年4月14日火曜日

5. 韓国語の二人称 너、당신 君、お前、あなた


韓国語の二人称 너、당신 君、お前、あなた


一人称と同じく、タメ口と敬語を区別して使う。

タメ口の場合は너を使う。日本語で君、お前、あなた(タメ口で使う場合)、あんたなどの場合は너を使うことでいい。「は」をつけて君は、お前は、あなたは、あんたはの場合は너는を使う。「が」をつけて君が、お前が、あなたが、あんたがになる場合は니가を使う。나->내、저->제みたいに厳密には너->네になるのが合っていて네가が標準語になるが、実際に私がの「내가」と君がの「네가」は韓国人も発音では区別できない。もちろん、状況的に分かるのもあるから意味は通じるが、色々ややこしいから普通の会話では「니가」を使う場合が多い。歌の歌詞も歌詞では네가と書かれてて니가と歌う場合も多い。日常のメッセージやメールなどでもそのまま니가を使う場合が多い。形式的に厳しい作文では네가を使う方がいいが、それ以外の場合は大抵の場合は니가を使う。ちなみに「私の」みたいに「の」を付ける場合も네が標準語、普通は니を使って、네や니が「君の」の意味になる。
敬語の場合は複雑。日本語のあなた(敬語)に対応する感時の単語として당신が辞典に出ているが、この당신は日常で「あなた」の意味で使うよりは結構特定の場合でしか使われない。

당신を使う場合

1.夫婦動詞に話すときで、相手を示す場合。日本語では妻の方が夫にあなたを使うことと似てる感じ。韓国語では夫と妻でお互いにあなたを使う。ちなみにお互いをよく時は여보を使うが、당신と여보の場合は中年の夫婦動詞でよく使われて、若い夫婦の場合は자기、오빠、누나から名前、さっきタメ口であった너まで人によって色々ある。

2.設問調査などで使われる場合。あなたは週にどのくらい運動をしていますか?みたいな感じで使われる。

3.相手の批判する感じで、攻撃的に言うときにも使う。あなたは間違ってます、あなたは絶対許せないとかの感じ。ドラマではそれなりに使われるが、日常ではあまり使われない。

以上の場合に당신を使うから、普通に英語のYouの感じで、軽く使うと微妙な場合がある。どっちかというと日常では特定の場合にしか使わないから、微妙に당신を覚えて使うよりはこの単語自体を分からない方がいい場合もあるくらい。당신を使うと韓国人から見ると普通は2の設問調査みたいな感じや、3の攻撃的に批判する感じで聞こえてかなり硬いというか距離感を感じるようになる。

ではどれを使えばいいかになると、使わない方がいいというのが正解になる。あえて主語使わない場合や、「あなたの」~の代わりに~だけで言うとかが多い。ため口の場合は普通に너を使う。

たとえば、あなたは学生ですか?と言うよりは学生ですか?みたいな感じ、あなたもこの曲好きですか?の場合もこの曲好きですか?私も好きです。とかの感じで言う。日本語でもこんな感じで話す場合はあるし、二人称の場合は主に二人で話したりメールする時に使うから特にこれで問題はない。

この二人称のあなたとは別で、名前+さん(씨)や오빠、누나などの場合は敬語使う時に普通に使えるからただ韓国語では敬語で「あなた」を使いそうな場合には「あなた」無しで言う方が自然な場合が多くて、당신を普通に使わない方がいいくらいで覚えることで問題なし。

タメ口の場合は너、
敬語の場合は特に使わないと言うことでいい。

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