2020年4月14日火曜日

45. 理由の「て、で」서と「から」の니까


理由の「て、で」서と「から」の니까


韓国語の理由の表現として서と니까があるが、どれを使うかによってニュアンスが異なる場合があるので、区別して使う方がいい。

他の外国人にはこれを区別するのがもっと難しいが、日本人の場合は서は「て、で」、니까は「から」の感覚で区別することができるので割と楽な方。

1.「て、で」の서

動詞や形容詞には서を、名詞には名詞+(이)라서で前の文字にパッチムがある場合は이라서、ない場合は라서を使う。日本語でも動詞、形容詞には~てを使って、名詞にはで、なのでを使うことと似てる感覚。特に未来形の場合は「ので」の感じでㅡ形+거+라서を使う。「の」が名詞になって後ろに「で」が来ることに似てる。

あと서の場合は過去形に使わない特徴があって、普通は現在形を使う場合が多くて、未来の感じを強調したい場合は上のㄹ 거라서の方を使う。

名詞に(이)라서を使う場合は、話し言葉でもっと短く話す場合に서もとって(이)라だけでも使える。
平日は学生なので、学校に行きます。 평일은 학생이라 학교에 가요
私が学生で行けないです 저는 학생이라 못 가요.
서はつけてもつけなくてもいい。서がない方がもっと軽い感じになる。

前の文の「~て」で고,서の区別から서は前と後ろがより連結されてる感じだと説明したが、ここでも同じ感じ。~からより連結されてる感じで普通に理由を話すときはこっちの方を使う場合が多い。

高すぎて買えない 너무 비싸서 못 사 普通に理由を話す感じ
高すぎるから買えない 너무 비싸니까 못 사 もっと理由を強調する感じがある。
発音的にも「서、て」より「니까、から」の方が前と後ろを切る感じがある。

2.「から」の니까

動詞や形容詞にはㅡ形+니까、名詞には名詞+(이)니까で活用する。パッチムがある場合は이니까、ない場合は니까

서とは異なって、過去のことには動詞の場合、過去形をちゃんと使う。
さっき行って来て今は行かないよ 아까 갔다와서 지금은 안 가
さっき行って来たから今は行かないよ 아까 갔다왔으니까 지금은 안 가
のようこの部分は日本語と韓国語でほぼ同じ。

形容詞の場合はあえて過去形にするよりはㅡ形+니까を使う場合が多いが、過去の感じを強調したい場合はㅓ形+ㅆ+으니까も使える。この部分は日本語で美味しいから沢山食べたよ(맛있으니까 많이 먹었어)と美味しかったから(맛있었으니까 많이 먹었어)感覚とほぼ同じ。

未来形には普通に未来形でも現在形を使う場合も多いように、니까を使っていい。未来のことを強調したい場合はここでもㅡ形+ㄹ+거+니까の方を使う。

時制も動詞の場合はちゃんと過去形を使うように、「て、서」に比べたら前と後ろが切れる感じで、「て、서」が柔らかく連結しながら理由を話す感じなら、「から、니까」は一回切りながら理由を強調する感じがある。それで普通に軽く話したり柔らかく話す場合は서の方を、理由をより強調したい時には니까を使う方が自然。

特に니까の場合はこういう区別なしで使うとニュアンス的に微妙な場合や相手に必要以上理由を強調する感じになる場合もある。
頭が痛くて少し休みます。 머리가 아파서 조금 쉴게요.
頭が痛いから少し休みます。머리가 아프니까 조금 쉴게요.
この場合も痛いからの方が理由を強調する感じで、普通に休んでもいい状況なら痛いからでもいいが、休むと周りに迷惑になる状況なら後ろにすみませんをつけても痛いからより痛くての方が適切な感じになる。痛いからはこんな状況なのに自分が痛いのを強調しながら休むという自分勝手な感じに思われる場合もある。

あとは、「て」の場合は~しようのような表現には使わない。「もう終わって行こう」、「もう終わったから行こう」なら「終わったから」の方を使うが、これは日本語でも元々こう使うから意識しなくてもいい。

「から」の場合は理由を強調する感じがあるから自分の感情や状況について話す場合はあまり使わない方がいいという説明もあるが、状況による。友だちに話すときとかなら気軽に「から」を使って、「今日は痛いから休むわ」くらいでも友達が気分を悪くしない状況なら使ってもいい。内容的に相手に気軽にその理由をストレートに言える場合は使ってもいいが、そういう場合ではないなら서を使う方がいい。

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