2020年4月17日金曜日

[TOPIK2] 53番問題、統計を見て内容をまとめてくださいの解き方


[TOPIK2] 53番問題、統計を見て内容をまとめてくださいの解き方


この解き方はTOPIK公式サイトで公開されている6回の過去問を見て、主観的な基準で書いた内容です。公開されている過去問で一番古いのが2014年、一番最近の試験が2018年の試験になっていますが、その間に53番問題のパターンが少し変わったと個人的に判断しているので、公開されている過去問の中でより最近の問題を基準にして解き方を作りました。参考した過去問が限れているので、それも考えてから参考してください。あと、答案の書き方は公式サイトの模範答案を参考して書きました。

53番問題は、

次を参考して、'~~~~'についての文を200~300文字で書きなさい。ただし、文の題目は書かないでください。(30点)

になっている問題です。その「次」は統計がグラフなどで提示されていて、その統計の対象になる’~~~~’について、与えられた統計の内容をまとめて200~300文字以内で文を核問題になります。配点は30点で、作文の満点が100点で、51番が10点、52番も10点、ここで書いている53番が30点、600~700文字の作文になる54番が50点になります。配点は54番問題が高いですが、その分54番は難易度が高いです。長さも長さですが、大抵の内容を自分の考えで書くことになって、主題も母国語で書くことにしても結構厄介なのが多いですね。

ここで扱う53番問題の場合は、ある程度文の書き方が決まっていて、その書き方に慣れていない最初の時は結構難しく感じますが、その決まっている書き方に慣れると意外とそこまで書くのが難しくはないです。特に内容自体を自分が考えるよりは、提示されていることをまとめる形になるのが解きやすい部分になります。極端的に言うと、何についての内容か全然理解できなくても、問題のパターンから統計の内容をそのまま移すことで問題が解けるのが無理でもないです。もちろん、内容を理解しながら解くのがベストですが、やっぱりTOPIK2では分からない単語が出る場合も結構あるので、こういう部分で慌てずに問題のも重要だと思います。

問題のパターンは大きく2つに分けますが、提示された統計の内容が、人に質問をしたアンケート調査か、アンケート調査ではない、ただの統計によって、文の始まりや、使う表現が異なります。

1.アンケート調査の場合

最近の問題では、アンケート調査の場合は、そのアンケート조사 기관(調査機関)、조사 대상(調査対象)が書かれています。

その場合の始まりはこうなります。

A(調査機関)でB(調査対象)を対象に’~~~~’について調査した。
A에서 B를 대상으로 '~~~~'에 대하여 조사하였다.

A(調査機関)でB(調査対象)を対象に’~~~~’についてのアンケート調査を実施した。
A에서 B를 대상으로 '~~~~'에 대한 설문조사를 실시하였다.  설문조사は設問調査です。

こう見るとあまり長く見えないですが、調査機関と調査対象は実際には結構長くなります。
例えば、韓国文化研究所で日本の成人男女1,000人を対象に「韓国に行きたいか」についてアンケートをした場合、

한국문화연구소에서 일본 성인 남녀 1,000명을 대상으로 '한국에 가고 싶은가'에 대하여 조사하였다.

となりますが、原稿用紙を基準で55文字になります。調査内容、調査機関、調査対象は統計で提示されるのでそれをそのまま文章に作ることで大丈夫です。

その後は、조사 결과(調査結果)~~~という展開になります。統計の内容や問題のパターンにもよりますが、アンケート調査が統計で提示された場合はそのアンケートに応答した人たちの結果を比較する問題が多いです。

その時の展開は、下のようになりますが、答えたの場合は대답하다(答える)、응답하다(応答する)を使います。あと、答えた内容を'~~'라고で表現することも重要になります。''と라고が抜かないように注意してください。

調査結果「OO」と応答したCは~~、Dは~~で、'XX'と応答したCは~~、Dは~~だった
조사 결과 'OO'라고 응답한 C는~~, D는 ~~였고, 'XX'라고 응답한 C는 ~~,D는 ~~였다.
と書いて、

調査結果「行きたい」と応答した男性は60%、女性は70%で、「行きたくない」と応答した男性は40%、女性は30%だった。
조사 결과 '가고 싶다'고 응답한 남성은 60%, 여성은 70%였고, '가고 싶지 않다'고 응답한 남성은 40%, 여성은 30%였다.
のように書くことができます。

その後は、そう答えた理由などが統計に提示される場合が多いと思いますが、

이들이 'OO'라고 응답한 이유에 대해 C는 '~~~', D는 '~~~'라고 응답한 경우가 가장 많았다.
この人達が「OO」と応答した理由についてCは「~~~」、Dは「~~~」と応答した場合が最も多かった。

이어서 C는 '~~~', D는 '~~~'라고 응답하였다.
続いてCは「~~~」、Dは「~~~」と応答した。

と使うことが表現できます。最も多かったは가장 많았다で表現して、2番目で多いというのが多少表現しにくいですが、이어서(続いて)を使って、応答したと書くと、一番多い応答に続いて、~~という応答と応答したと言う内容で自然に2番めになります。3つ以上になる場合は、'~~'라고 응답한 사람이 가장 많았고, '~~','~~'라는 응답이 그 뒤를 이었다で表現することで大丈夫です。'~'라는 응답이 그 뒤를 이었다は「~」という応答がその後を継いだ
という意味になります。アンケート調査では理由が3つ以上になるのは少ないと思いますが、こういう表現をチェックしておくのもいいと思います。ポイントは잇다(継ぐ)が이어서, 이었다などで活用されることですね。

で、

この人達が「行きたい」と応答した理由について、男性は「韓国料理が食べたくて」、女性は「韓国の雰囲気を感じたくて」と応答した場合が最も多かった。
이들이 '가고 싶다'고 응답한 이유에 대해 남성은 '한국 요리가 먹고 싶어서', 여성은 '한국의 분위기를 느끼고 싶어서'라고 응답한 경우가 가장 많았다.

続いて、男性は「韓国の雰囲気を感じたくて」、女性は「行ってみたい所があって」と応答した。
이어서 남성은 '한국의 분위기를 느끼고 싶어서', 여성은 '가 보고 싶은 곳이 있어서'라고 응답하였다.

のようにかけます。今まで書いた内容をまとめると下のようになります。

한국문화연구소에서 일본 성인 남녀 1,000명을 대상으로 '한국에 가고 싶은가'에 대하여 조사하였다.조사 결과 '가고 싶다'고 응답한 남성은 60%, 여성은 70%였고, '가고 싶지 않다'고 응답한 남성은 40%, 여성은 30%였다.이들이 '가고 싶다'고 응답한 이유에 대해 남성은 '한국 요리가 먹고 싶어서', 여성은 '한국의 분위기를 느끼고 싶어서'라고 응답한 경우가 가장 많았다.이어서 남성은 '한국의 분위기를 느끼고 싶어서', 여성은 '가 보고 싶은 곳이 있어서'라고 응답하였다.

文字数をカウントすると空白を含めて274文字、原稿用紙を基準にしたら262文字になります。この文字数の違いは原稿用紙では数字は一つの欄に2文字まで入れるからですね。ちなみに文字数は日本語の文字数をカウントするサイトに韓国語を入れても作動するので日本のサイトを利用しても大丈夫です。文字数カウントと検索することで簡単に見つけます。

2.アンケート調査以外の統計の場合

アンケート調査より統計の内容が多様になるので、それに合わせて対応することが重要になります。統計で与えられた内容をなるべく全部使って、特に、急増したり項目の中で増加率が最も高い場合はそれを話すことの点数に影響を与えます。実際に2018年の過去問の模範答案の採点基準を見ると、2007~2012年、2012年~2017年で区別されているところで、2012~2017年に急増したことを書いたり、10年間の統計で理由の変化についてその中で最も高い増加率を見せた内容を書くことなどが採点の基準になっていました。基本的に書かれている内容をは全部扱って、その中で一番変化を見せた部分についても書くのがおすすめです。

文の始まりは問題で’~~~~’についての文を200~300文字で書きなさいの'~~~~'のところを利用しながら書きます。

例えば、'국내 다문화 학생 현황'(国内多文化学生現況)なら、

 国内多文化学生現況を調べてみると、
 국내 다문화 학생 현황을 살펴보면,

で文を始めます。ここで살펴보다は内容を全体的に注意深く見るくらいの意味ですが、ここでは’~~~’について統計などを見て内容をまとめることになる、また模範答案でも使われた表現になっているので、この表現を使うのがおすすめです。

その後は統計の内容を見て、その内容を文章にします。




























このようなグラフなら、

다문화 학생 수는 2014년에는 6.7만 명에서, 2016년에는 9.9만 명, 2018년에는 12.2만 명으로, 4년간 약 1.8배로 증가했다.
多文化学生数は2014年には6.7万人から、2016年には9.9万人、2018年には12.2万人で、4年か約1.8倍に増加した。

と書くことができます。ここではグラフの中で約1.8倍と書かれているので、それもまとめた内容に入れることが必要になります。採点基準には与えられた情報を全部使うのが入っているのでこういうことが抜かないように注意してください。あと、文章が結構長くなって、6.7만 명에서 12.2만 명으로の流れになりました。もし、こういう感じで文章が長くなるのが負担になる場合は、

다문화 학생 수는 2014년에는 6.7만 명, 2016년에는 9.9만 명, 2018년에는 12.2만 명인 것으로 나타났다. 4년간 약 1.8배로 증가했다.
多文化学生数は2014年には6.7万人、2016年には9.9万人、2018年には12.2万人だった。4年か約1.8倍に増加した。

と書いても大丈夫です。

アンケート調査以外の統計の問題では、その統計の内容を表現する時によく使う表現が~인 것으로 나타났다, ~ㄴ 것으로 나타났다です。나타나다は現れるの意味ですが、調査結果~という結果が現れたみたいな感じで、~ことが分かったのような感じで調査の結果などを話すときによく使われる表現です。ですが、連続して使うと同じ表現だけ繰り返して使っている感じになるので、仕方ない時以外では나타나다は2回くらい使って、その以外の部分は過去形を使って表現してください。

例えば、上の文章なら~명 인 것으로 나타났다. 약 1.8배로 증가한 것으로 나타났다の感じで書くよりは、~명 인 것으로 나타났다. 약 1.8배로 증가하였다.などで前は인 것으로 나타났다/ㄴ 것으로 나타났다を使って、後ろは증가하였다で過去形を使う感じです。

ちなみに、ここでよく使われる表現は下のようになります。

증가 増加、増加した 증가하였다 
감소 減少、減少した 감소하였다

늘어나다 増える、늘어났다 増えた
줄다 減る、줄었다 減った

個人的には、증가,감소の方を使うのがおすすめですが、同じ表現を使うのを避けたい場合は증가하다, 늘어나다を交代で使ってもいいと思います。2つの意味やニュアンスに違いは殆ど無いので同じだと思って使っても大丈夫です。

ここまで書いてから、グラフをもう一回見てください。僕が作ったこの例文では特にグラフに他の部分がないですが、もし、試験の問題で特定の部分が急に上がったり下がった時は、それについても書くのが必要となります。実際に2018年の過去問の採点基準にもそれを書いたかが入っています。

もし、上のグラフで2016年9.9万人から2018年の20万人などで急にグラフが上がった場合は、

특히 2016년에서 2018년까지 다문화 학생 수가 급증한 것으로 나타났다. or 급증하였다. or 급격하게 늘어났다.
特に、2016年から2018年まで多文化学生数が急増したことが分かった。or 急増した。急げに増えた.

ここでも、
급증했다 急増した、급감했다 急減した
급격하게 증가했다 急激に増加した、급격하게 감소했다 急激に減少した
급격하게 늘어났다 急激に増えた、급격하게 줄었다 急激に減った
のように書きます。

こういう感じで、一つのグラフの内容を全部まとめたなら、次のグラフを見ます。


























新しいグラフに入る時は、~를 보면(~を見ると)と書きながら次の内容を書きます。あと、このグラフの基準になる時間、2014年、2018年の4年間のこともまた書いて、

학교 별 학생수를 보면, 4년간 초등학교는 약 1.9배, 중학교는 약 1.5배, 고등학교는 약 1.6배로 늘어났고, 초등학교가 가장 높은 증가율을 보였다. 
学校別学生数を見ると、4年間、小学校は約1.9倍、中学校は1.5倍、高校は1.6に増えて、小学校が一番高い増加率を見せた。

증가율 増加率、감소율 減少率も覚えておくと便利になります。
ここでは、가장 많이 증가하였다(最も多く増加した)と言う表現を使っても間違ってはないなですが、例えば、上のグラフなら表の中で一番数が少ない高校が5倍になっていたら、その時は最も多く増加したのは小学校になりますが、最も高い増加率を見せるのは高校になるので、一番最初のグラフのように比べることなしで増加した場合は気軽に使ってもいいですが、数値を比べるところでは、~%や、~倍となっている時は증가율 増加率、감소율 減少率を使うようにしてください。

こういう感じで、このグラフの内容を全部書いたら次に行きます。上で~를 보면を使ったので、ここでは~는で次の内容を書きます。 

残った内容が、 부모님의 국적(両親の国籍)で、베트남が29.1%、중국が22.3%と書かれていたら、

부모님의 국적은 베트남이 29.1%로 가장 많았고, 중국이 22.3%로 그 뒤를 이었다.
両親の国籍はベトナムが29.1%で一番多くて、中国が22.3%でその後を継いだ。

で書くことができます。

もし期待値が書かれている場合、기대: 다문화 학생수 15만 명(2020년)と書かれていると、

이러한 추세가 이어진다면 2020년에는 다문화 학생수가 15만 명에 이를 것으로 기대된다. or 예상된다
このような趨勢が繋がると、2020年には多文化学生数が15万人に至ることに期待される。or 予想される
と書くことができます。ここで期待値について話す時は~에 이를 것으로(~に至ることに)と書いて、이러한 추세가 이어진다면(このような趨勢が繋がると)もよく使われる表現なので、期待値を書く必要がある時はこの表現たちを使うのがおすすめです。

他のパターンで理由や原因が書かれていて、다문화 학생 증가 이유: 국제결혼의 증가, 한국으로의 이민자 증가が書かれていたら、

이와 같이 다문화 학생이 증가한 이유는 국제결혼의 증가와 한국으로의 이민자가 증가했기 때문인 것으로 보인다.
このように多文化学生が増加した理由は、国際結婚の増加と、韓国への移民者が増加したためだと予想されている。

이와 같이(このように)、증가한 이유는 増加した理由はのように、与えられた内容をそのまま移した感じよりはこういう感じでもっと流れを活かした文章にした方いいです。あと、~기 때문인 것으로 보인다で、~たためだと見えるで、度断定はしないが、そう思われると表現することができます。名詞の場合は名詞 때문인 것으로 보인다でいいですが、増加などでしたのようなことを付けることができる場合は증가했기 때문인 것으로 보인다のようにした方がまた文章的に自然ですね。

試験では書く内容は3つくらいになります。ここではグラフ2つの内容と両親の国籍の内容を持ってきてそれを全部まとめると、

 국내 다문화 학생 현황을 살펴보면, 다문화 학생 수는 2014년에는 6.7만 명에서, 2016년에는 9.9만 명, 2018년에는 12.2만 명으로, 4년간 약 1.8배로 증가했다. 학교 별 학생수를 보면, 4년간 초등학교는 약 1.9배, 중학교는 약 1.5배, 고등학교는 약 1.6배로 늘어났고, 초등학교가 가장 높은 증가율을 보였다. 부모님의 국적은 베트남이 29.1%로 가장 많았고, 중국이 22.3%로 그 뒤를 이었다.

で、空白を含めて238文字になります。ここで、急増したのところの文章を追加しても281文字になりますね。

こういう感じで説明を見ると複雑になりますが、内容が3つあって、その内容に合わせて書かれている内容を全部文章にする、もし、グラフが急に上がっていたり下がっている部分があったらそれも書くことには注意してください。

'~~~'를 살펴보면で文を始めて、最初のグラフの内容を説明、次がもしグラフなら'~~~'를 보면で内容を書いて、他の内容で、期待値や、理由などを書く場合はそれらの内容を流れを生かして書くことにする。提示された3つの内容を全部まとめると完了。

の感じになります。あと、問題のパターンがどんどん提示された内容をどのくらい上手くまとめて書いたかを見ていると思うので、韓国語でも、日本語でもいいですが、何かグラフなどを見たいときはそれを韓国語でまとめて見る練習をするのもいいと思います。実際に問題では一つのテーマに3つの内容が書かれていますが、その条件に合う統計を探して練習をするのは難しい部分があるので、一つのグラフでも練習になりそうなのがあったら1,2文章でまとめて見るのがおすすめです。実際の問題でも結局内容は一つずつ書くことになるので、文全体を書くことじゃなくて、一つのグラフをまとめて見る練習をすることでもかなり役に立つと思います。

説明で見ると最初は難しく感じるかも知れないですが、実際に書いてみたら割と簡単だと感じられる時も結構あります。30点の問題になるのでそれから級数が変わるのもできると思います。実際に書いてみるのが大事で、ある程度なれたらそこまで難しくもないので、実際に書いてみるのを中心にして勉強頑張ってくださいね。韓国語でも日本語でも統計やグラフがあったらそれを見て書いてから韓国人のチェックしてもらうのもいいと思います。

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