2020年4月30日木曜日

韓国語で「に」を使わない動詞


韓国語で「に」を使わない動詞


日本語「に」は韓国語で에を使うのことで大抵の場合は問題がなるが、日本語では「に」を使うのに韓国語では에を使わない動詞がある。

なる(되다)の場合が代表的な動詞。韓国語では~이/가 되다になって、日本語にすると「~がなる」になる。この場合は他の文で説明した「~が好きだ」の反対の感じで日本人には。違和感があると思うが、韓国語では~이/가 되다を使う。特に時間や日付などについて無意識的に에 되다を使ってしまう場合が多いからそうしないように注意。

ようやく私が社会人になった 드디어 내가 사회인 되었다

ようやく私が医者になった 드디어 내가 의사 되었다 みたいに가が来る。

週末なってたくさん遊ぶつもりです 주말 되어서 많이 놀 생각이에요 

もう11時なって電話切りますね。 이제 11시 되서 전화 끊을게요.

日本語では「~にもなる」で「も」が入る場合は이/가はなしで、「も」の意味になる도だけを使う。
俺はいい夫にもなりたいし、いいお父さんにもなりたい 나는 좋은 남편 되고 싶고 좋은 아빠 되고 싶다 

合う(만나다)の場合は~을/를 만나다を使って、普通の動詞みたいに目的語を取る。もちろん普通の動詞みたいに「~を」を省略して使う場合もある。에 만나다になると「~に合う」じゃなくて、時間とかで「~時に合う」みたいな感じになるから注意。

久しぶりに友達にあってよかった 오랜만에 친구 만나서 좋았다 

じゃ、3時会いましょう 그러면 3시 만나요 

주말에는 친구 만나서 영화도 보고 밥도 자주 같이 먹어요 週末には友達会って映画も見るし、ご飯もよく一緒に食べます
みたいに文章が長くなる場合はあえて「を」の을/를を入れない場合も多い。

「に会う」の場合にも「にも」の場合、「も」の도だけを使う。
週末には友達にも会って、外食も良くします 주말에는 친구 만나고 외식도 자주해요

会うの場合は日本語の「~と会う」の感じで、이랑/랑や하고、과/와+만나다もある。
友達会ったよ 친구하고 만났어 

似る(닮다)の場合も에は使わない。に似るは時間にも使わないから에 닮다になるとかなり違和感がある。他の動詞みたいに~를/을 닮다を使う。

お母さん似て美人だね 엄마 닮아서 미인이네   엄마 닮아서 미인이네で를を使わなくてもいい。

同じく「にも」は도だけを使う。
いいや、お母さんにも似て、お父さんにも似てるよ 아니 엄마 닮고 아빠 닮았어.
ちなみに「似てる」は韓国語では닮아 있어、닮고 있어は使わない。「~ている」よりは過去形で~たと言うのが普通。似てるー>닮았다を使う。これはあとに書く現在進行形の説明文を参考。

下の動詞の場合は「に」を使う場合もあって、「を」使う場合もある。

乗る(타다)の場合は日本語みたいに「に」を使う場合もあって、「を」を使う場合もある。

지금 버스 타서 가는 중이야 今バス乗って行く中だよ
지금 버스 타고 있어서 내리고 나서 다시 전화할게 今バスに乗ってて降りてから電話するね
みたいに에を使うと、中に、中にいるの感じが強い。それで~に「乗る」よりは「~に乗ってる」の感じ。
지금 버스 타서 가는 중이야 今バスに乗って行く中だよ
もバスに乗るよりはすでにバスに乗った感じが強い。意味的には今バスに乗ってて行く中だよの感じになる。

지금 버스 타서 가는 중이야  今バス乗って行く中だよ 今バス乗って行く中だよ 
을/를を使うと普通に、その乗り物にを乗る感じになる。場合によってはその乗り物に乗ったということを強調する感じがある。ここでは「バスを」と少し強調する感じがある。

을/를を入れると強調するニュアンスがある場合もあるから普通は助詞なしで使う場合が多い。真面目に作文をする時は을/를を入れる方がいいが、普通は助詞なしで話したり書くのが多い。
지금 바스 타고 가는 중이야 今バス乗って行く中だよ



この下の場合は中級以上人が参考する方がいい。初級では気にしなくてもいい。

沿う(따르다)の場合も에と을/를を区別して使う動詞。

道や川など目に見えるものに沿う時は을/를を使う
沿って花が咲いてた 길 따라서 꽃이 피어 있었다

方針や指示、意志など目に見えないものに沿う場合は에を使う
지시 따라주세요 指示沿ってください

従う(따르다)の場合も目に見えるものに従う場合には을を使う。
案内人従っていた 안내인 따라갔다

抽象的なものに従う場合は에を使う。
지시 따라서 준비해주세요 指示従って準備してください

正確には抽象的なものにも을/를を使って沿う、従う対象を強調する場合には을/를を使う場合もたまにある。その場合はその対象を強調する分、沿う、従うの抵抗感を弱くする場合もあるが、普通は上の基準で区別して使う場合が多い。

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