2020年4月14日火曜日

84. 間接話法 ~だと、~しろと、~しようと、~かと その1


間接話法 ~だと、~しろと、~しようと、~かと その1


韓国語を勉強している日本人から難しいと言われるところの一つ。
似ている表現が多いので、文法を理解することが重要。
内容が長いため、この内容は2つに分けて扱う予定。

基本的に、「~と」は韓国語で「고」を使う。
日本語でも「~と」の前に、名詞が来ると、「~だと」を使うように、韓国語でも各々の状況に合わせて「~と」の前の部分が変わる。

1.「~と」の前に名詞が来る場合

日本語では「と」の前、名詞の後ろに「だ」を使う感覚で、韓国語では、라고/이라고を使う。
라고は、名詞の最後の文字にパッチムがない時に使って、이라고はパッチムがある時に使う。
パッチムがあるのに이なしで使うと、「家だと」が집라고で発音がややこしいので、이を入れて発音しやすくする。

집이라고 했잖아 家だと言ったじゃない
그거 나라고 했잖아. 왜 안 믿어? それ私だと言ったじゃない。何で信じないの?

2. 「~と」の前に動詞が来る場合

時制に合わせて~다に変えて、その後고を付ける。未来形には例外があるので、それは下で説明。

現在形の場合、現在形自体がピンと来ない感じがあるが、過去、未来のことじゃない場合は、現在形を使う感覚でいい。

現在形には、動詞の現在形+고を使う。当たり前のことに見えるなら、難しいと思わず、その当たり前のことをそのまま適用することでいい。

私は食べないと言っちゃじゃない / 난 안 먹는다고 했잖아 먹다->먹는다->먹는다고
私も行くと言ったじゃない / 나도 간다고 했잖아 가다->간다->간다고

状況によっては、現在進行形を使うこともできる

今行っていると言っちゃじゃない 지금 가고 있다고 했잖아 / 가다->가고 있다->가고 있다고
今していると言ったじゃない 지금 하고 있다고 했잖아 / 하다->하고 있다->하고 있다고

過去形には、動詞の過去形+고を使う。

私は食べなかったと言ったじゃない 나는 안 먹었다고 했잖아 / 안 먹다->안 먹었다->안 먹었다고
私も行ったと言ったじゃない 나도 갔다고 했잖아 / 가다->갔다->갔다고

未来形には、動詞の未来形+고を使うが、例外がある。

未来形に使う現在形、~ㄹ래、~ㄹ게、~겠다、~겠습니다、~ㄹ 거다などの未来形の中で、
「고」と一緒に使えるのは、未来形に使う現在形、~겠다、~ㄹ 거다だけ使える。
未来形に使う現在形、~ㄹ 거다、~겠다の順場でよく使われる。

未来形に使う現在形は、ある程度決まったスケージュールに使う感覚で、活用自体は上の現在形と同じ。
動詞の現在形+고でいい。

来週に行くと言ったじゃない 다음 주에 간다고 했잖아
来週は見ないと言っちゃじゃない 다음주는 안 간다고 했잖아

ㄹ 거다は、ㄹ 거다の거が名詞で、名詞には라고を付ける、거にはパッチムがないから、거라고を使う。
上の未来形に使う現在形がある程度ど決まったスケージュールの感じがあるなら、ㄹ 거다は、ある程度でも決まったというのが微妙な場合、それをする人の意志が入っている時に使う。

一緒に行くと言ったじない 같이 간다고 했잖아 / 一緒に行く、スケージュールの感じが強い。
こう言うと、約束を破られた感じ。

一緒に行くと言ったじない 같이 갈 거라고 했잖아 / 一緒に行くと相手が言って、その人の意志が入った感じ。
こう言うと、相手が行くと言ったのに、裏切られた感じ。

これはニュアンスの違いで、話す時に強調したいことによって変わることになるので、どっちを使ってもいい場合が多い。スケージュールが破られるなど、こっちの方が気になったりなど、スケージュールについての感じが強い場合は、未来形に使う現在形を使って、もっとその人の意志や、勘定に係ることの場合はㄹ 거다を使う。

もう一つの未来形の~겠다は、겠다+고で使うので簡単。
この겠다もその人の意志と関係があって、~ㄹ 거다より意志が強くて、それを強調したい時に使う。日常では、実際に使う場面が多くはないが、例外で、(相手が)~と言ったから、~をしたと話す時には、ㄹ거라고 해서より겠다고 해서を使う場合もそれなりにある。その場合も~겠다고の代わりにㄹ 거라고を使うことで意味やニュアンスに大きい違いがあることではないので、未来形は未来形に使う現在形と、ㄹ 거라고だけ覚えて使っても特に問題はない。下の内容はスキップしてもいい。なるべくいろんな表現を覚えたい人は下の内容も参考。

例外で、(相手が)~と言ったから、~をしたと話す時には、ㄹ거라고 해서より겠다고 해서を使う場合もそれなりにあって、どっちを使っても問題ないが、겠다고 해서がㄹ 거라고 해서より短くて、言ったからの部分も해서(言って)、했으니까(言ったから)で했으니까を使うと長くて、「言って」より「言ったから」が日本語でも意味を強調する感じがあるように、前のところのㄹ 거라고より意味が強い겠다を使って強調をして、後ろも했으니까より短くて、話しやすい해서を使って、~ㄹ 거라고 했으니까->~겠다고 해서を使う場合もそれなりにある。

(相手が)~と言ったから、~をしたと話す時には、~겠다고 해서でも、~ㄹ 거라고 해서でもそこまでの違いはないけど、~겠다고もそれなりに使われる。

でも、言い方を変えると、(相手が)~と言ったから、~をしたと話す時以外の、大抵の時は、未来形に使う現在形、~ㄹ 거라고の方を使う場合が多い。

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