2020年4月30日木曜日

韓国語で「に」を使わない動詞


韓国語で「に」を使わない動詞


日本語「に」は韓国語で에を使うのことで大抵の場合は問題がなるが、日本語では「に」を使うのに韓国語では에を使わない動詞がある。

なる(되다)の場合が代表的な動詞。韓国語では~이/가 되다になって、日本語にすると「~がなる」になる。この場合は他の文で説明した「~が好きだ」の反対の感じで日本人には。違和感があると思うが、韓国語では~이/가 되다を使う。特に時間や日付などについて無意識的に에 되다を使ってしまう場合が多いからそうしないように注意。

ようやく私が社会人になった 드디어 내가 사회인 되었다

ようやく私が医者になった 드디어 내가 의사 되었다 みたいに가が来る。

週末なってたくさん遊ぶつもりです 주말 되어서 많이 놀 생각이에요 

もう11時なって電話切りますね。 이제 11시 되서 전화 끊을게요.

日本語では「~にもなる」で「も」が入る場合は이/가はなしで、「も」の意味になる도だけを使う。
俺はいい夫にもなりたいし、いいお父さんにもなりたい 나는 좋은 남편 되고 싶고 좋은 아빠 되고 싶다 

合う(만나다)の場合は~을/를 만나다を使って、普通の動詞みたいに目的語を取る。もちろん普通の動詞みたいに「~を」を省略して使う場合もある。에 만나다になると「~に合う」じゃなくて、時間とかで「~時に合う」みたいな感じになるから注意。

久しぶりに友達にあってよかった 오랜만에 친구 만나서 좋았다 

じゃ、3時会いましょう 그러면 3시 만나요 

주말에는 친구 만나서 영화도 보고 밥도 자주 같이 먹어요 週末には友達会って映画も見るし、ご飯もよく一緒に食べます
みたいに文章が長くなる場合はあえて「を」の을/를を入れない場合も多い。

「に会う」の場合にも「にも」の場合、「も」の도だけを使う。
週末には友達にも会って、外食も良くします 주말에는 친구 만나고 외식도 자주해요

会うの場合は日本語の「~と会う」の感じで、이랑/랑や하고、과/와+만나다もある。
友達会ったよ 친구하고 만났어 

似る(닮다)の場合も에は使わない。に似るは時間にも使わないから에 닮다になるとかなり違和感がある。他の動詞みたいに~를/을 닮다を使う。

お母さん似て美人だね 엄마 닮아서 미인이네   엄마 닮아서 미인이네で를を使わなくてもいい。

同じく「にも」は도だけを使う。
いいや、お母さんにも似て、お父さんにも似てるよ 아니 엄마 닮고 아빠 닮았어.
ちなみに「似てる」は韓国語では닮아 있어、닮고 있어は使わない。「~ている」よりは過去形で~たと言うのが普通。似てるー>닮았다を使う。これはあとに書く現在進行形の説明文を参考。

下の動詞の場合は「に」を使う場合もあって、「を」使う場合もある。

乗る(타다)の場合は日本語みたいに「に」を使う場合もあって、「を」を使う場合もある。

지금 버스 타서 가는 중이야 今バス乗って行く中だよ
지금 버스 타고 있어서 내리고 나서 다시 전화할게 今バスに乗ってて降りてから電話するね
みたいに에を使うと、中に、中にいるの感じが強い。それで~に「乗る」よりは「~に乗ってる」の感じ。
지금 버스 타서 가는 중이야 今バスに乗って行く中だよ
もバスに乗るよりはすでにバスに乗った感じが強い。意味的には今バスに乗ってて行く中だよの感じになる。

지금 버스 타서 가는 중이야  今バス乗って行く中だよ 今バス乗って行く中だよ 
을/를を使うと普通に、その乗り物にを乗る感じになる。場合によってはその乗り物に乗ったということを強調する感じがある。ここでは「バスを」と少し強調する感じがある。

을/를を入れると強調するニュアンスがある場合もあるから普通は助詞なしで使う場合が多い。真面目に作文をする時は을/를を入れる方がいいが、普通は助詞なしで話したり書くのが多い。
지금 바스 타고 가는 중이야 今バス乗って行く中だよ



この下の場合は中級以上人が参考する方がいい。初級では気にしなくてもいい。

沿う(따르다)の場合も에と을/를を区別して使う動詞。

道や川など目に見えるものに沿う時は을/를を使う
沿って花が咲いてた 길 따라서 꽃이 피어 있었다

方針や指示、意志など目に見えないものに沿う場合は에を使う
지시 따라주세요 指示沿ってください

従う(따르다)の場合も目に見えるものに従う場合には을を使う。
案内人従っていた 안내인 따라갔다

抽象的なものに従う場合は에を使う。
지시 따라서 준비해주세요 指示従って準備してください

正確には抽象的なものにも을/를を使って沿う、従う対象を強調する場合には을/를を使う場合もたまにある。その場合はその対象を強調する分、沿う、従うの抵抗感を弱くする場合もあるが、普通は上の基準で区別して使う場合が多い。

2020年4月27日月曜日

걸리다 들다 かかる


걸리다 들다 かかる



日本語では時間でも、お金でも、コストがかかるときに、「かかる」を使うが、韓国語ではかかるのが時間、お金によって表現が変わる。

1) 걸리다->時間がかかるときに使う。

완성까지 10분 정도 걸려요 完成まで10分くらいかかります
결과가 나올 때까지 2주 정도 걸려요 結果が出るときまで2週くらいかかります
집에서 한 30분 정도 걸려요 家で多分、30分くらいかかります 
*ここの한は多分みたいな感じで、話す人の予想値みたいな感じになる。ないともっとはっきり知っている感じ、あると、その人の予想では、みたいな感じ。多分は아마もあるが、例えば、한 30분 정도 걸려요はかかる時間が「多分、30分くらい」だの感じになるが、아마 30분 정도 걸려요になる範囲が広くなって、「多分30分くらいかかる」多分の後ろ全体に多分を使う感じになる。それで、時間やお金などに限って予想をする場合は한を使う。特に、아마ならかかるんじゃないかなみたいな感じで、後ろの内容も疑問形になるなら違和感はないが、上のように「かかります」に使って아마 30분 정도 걸려요になると「多分30分くらいかかります」の多分に、がない感じで前は「多分」なのに後ろは「かかります」で少し断定的に話すので違和感がある。これで、全体的に予想する感じで、「かかるんじゃないかな」、「かかると思います」なら「多分」の아마を使ってもいいが、時間や費用だけに限って軽く予想している感じなら한を使ったほうがいい。状況によっては、아마 한 30분 정도 걸릴거 같아요のように、どっちも使う場合もあるが、本当に自信ない感じで予想する感じじゃないなら使わないほうがいい。

時間や費用に限った予想なら한、全体的に、予想して話す感じなら아마を使うのおすすめ。

한 1시간 정도 걸리지 않을까? 多分、1時間くらいかかるんじゃないかな 1시간の한시간の한と発音は同じになるが、한 한시간,한 두시간などで한の後ろにまた数字が出るので、内容がちゃんと伝われないのは殆どない。

1-2시간 정도 걸려요 1-2時間くらいかかります この場合は1-2시간と한 2시간の発音が한 두시간で同じになるが、1-2時間の場合は한두시간のように発音して、한,두を連結して、発音する。한 2시간の場合は、한, 두시간のように한と두の間に間がある。

2) 들다->お金がかかるときに使う。

한국에서는 운전면허 따는 데에 90만원 정도 들어요 韓国では運転免許取るのに90万ウォンくらいかかります
*「ーるのにーかかる」の場合、ことにのところに데에が使われる場合が多い。데에は直訳すると「ところに」の意味になるが韓国語では「-るのに」の感覚で使う。데에の代わりに것에や거에を使ってもいいが、その場合は「取るのに」よりは「取ることに」の感じで、「-るのに」の感じでは데에のほうがよく使われる。時間がかかることにも使えて、준비하는 데에 왜 이렇게 오래걸려 準備するのに何でこんなに長くかかるとみたいな感じで使われる。

데에は短くして데で使っても正しい表現なので、少しはっきり話したいからわざと데에で에まで発音するとき以外には短くして、데だけでよく使われる。

여기까지 오는 데 택시로 4천원 들었어 ここまで来るのにタクシーで4千ウォンかかったよ *데에も問題ない

치료비용으로 이정도 들었어요 治療費用でこのくらいかかりました

그정도 들었는데 그래도 이건 싼 편이야 そのくらいかかったけど、でもこれは安い方だよ

2020年4月21日火曜日

”많이”の位置


”많이”の位置


日本語の“たくさん”の意味で韓国語では많이を使うが、日本語と韓国語で「たくさん」と많이を使う位置が異なるから日本人がよく間違う部分になる。
たくさん韓国料理を食べました   韓国料理をたくさん食べました

たくさん韓国語を勉強しました   韓国語をたくさん勉強しました

たくさん雨が降りました      雨がたくさん降りました


日本語ではどっちでもいい、場合によってはたくさんを強調するためにたくさが一番前に来る方いいともなるが、韓国語での”많이”は動詞の前に置くのが自然。


많이 한국요리를 먹었어요  X  /   한국요리를 많이 먹었어요 O

많이 한국어를 공부했어요  X  /  한국어를 많이 공부 했어요 O

많이 비가 내렸어요  X   /  비가 많이 내렸어요 O
左の方が完全に間違ってる感じやないが、韓国の子供がたくさんを強調する時に使う場合にこんな感じで使うから子供っぽいと違和感を感じるようになって、右の方みたいに많이は動詞の前に置く方が自然な韓国語になる。

2020年4月19日日曜日

[TOPIK2]51~52番問題(쓰기)、作文の(ㄱ)(ㄴ)に内容を入れる問題の解き方


[TOPIK2]51~52番問題、作文の(ㄱ)(ㄴ)に内容を入れる問題の解き方


TOPIK 2で51~52番になる問題。

51~52 다음을 읽고 ㄱ과 ㄴ에 들어갈 말을 각각 한 문장으로 쓰십시오. (각 10점)
51~52 次を読んで、ㄱとㄴに入る内容を各々の一つの文章で書いてください (各々の10点)

と書かれてる問題。一つの問題で10点で書くのがㄱ、ㄴで2つあるから各々の文章が満点5点になって、4つの文章で満点20点になる。

TOPIK公式サイトの2017年にアップした答えの作成方法によると、
(http://www.topik.go.kr/usr/cmm/subLocation.do?menuSeq=2110501#にある内容を翻訳しました。
そこにある練習問題はここに直接乗せるのが難しいので、練習問題の説明の場合はその内容を一般的なは話に変えて書きました)

このタイプの問題は談話構成能力を評価する問題です。生活でよく接する広告文、案内文などを読んで、どんな内容で構成されるか、どんな表現と文法を使うかを勉強して置くと役に立ちます。

答えの作成方法

・答えを作成する時は談話の前、後ろの内容をよく把握するのが重要です。ㄱとㄴの前や後ろにある内容をよく見て内容が自然に繋がるようにしてください。

・文脈に適切な単語を使いながら状況で要求される適切な文法を使うと5点を受けます。

・単和の文脈に適切では単語や文法を使うと減点になります。

・不必要な内容が追加されて元の意味にマイナスになる場合は減点になります。

・つづりが正確ではない場合や文の形式性、格式性に合わないと減点になります。
(書き言葉などを適切に使うことについて話した内容だと思います。)

・答えに(   )の前の語句を含めて使わないように注意してください。

・答えを2文章以上で書かないように注意してください。
(原文では1文章と書かれてましたが、場合によっては文章で書く内容もあるので、2文章の方があってると思います)

一応答えを評価する基準はこういう感じだと思います。ここからは僕の個人的な意見になります。

51番の場合は大抵の場合語尾がㅂ니다になるので文を作る時にㅂ니다、ㅂ니까で書くのが必要される。基準になる格式性で求めるのは敬語の中でも状況に合わせてちゃんとㅂ니다などを使えるかになるので、普通の요を書くよりは硬いと思ってもㅂ니다を使う法がいざとなるとㅂ니다体ではどう書くか、これで合ってるか微妙になる場合もあるので、準備をしながら使う練習をして見る方がいい。もし文の他の語尾がㅂ니다じゃなくて他のことになってるならそれに合わせて書く方がいい。韓国人に合ってるかチェックしてもらう場合も単純にこれをチェックしてくださいと言ったらㅂ니다はあまり使わないですみたいな感じで言われる場合もあるので、「ㅂ니다体でこれが合ってるかチェックお願いします」みたいな感じで、表現する方がいい。語尾以外では内容がどういう状況のことを言ってるかを考えて一般的に自然だと思う流れの内容を書くのが重要になる。

52番の場合は~다を使うようになるので、語尾自体はそこまで難しくはない。ここでは前と後ろの内容を見て流れ的に自然な内容を書くのが重要。一つ注意するのは、前と後ろの内容を参考するのはいいが、それをそのまま使って後ろの部分だけ少し変えて書くのは原点の要因になれる可能性もある。似てる意味の他の単語を使うのが一番いいが、場合によっては韓国人でも他の単語を探すのが難しい場合もあるので、単語自体また使ってもいいが、単語の塊が同じにならないように気にする方がいい。

例えば、第52回の問題(2017年)にこういう問題があった。

私達は気分がいいと明るい表情をする。そして気分がよくないと表情が暗くなる。なぜなら(   ㄱ    ). ところが、これとは反対に表情が私達の感情に影響を与えたりもする。それで気分が悪い時に明るい表情をすると気分も良くなる。したがって、憂鬱な時ほど(    ㄴ    )のがいい。

この場合、ㄱの答えを書く時に前と後ろ、両方を参考する方が良くて、前だけを見ると「そのまま気分が表情に影響を与える」のように書くようになるが、後ろの内容も参考すると「気分」よりは「感情」を使うようになる。実際に答えの手本でも감정(感情)を使ってる。この問題のように前と後ろが反対の意味になる場合、完全に似てる他の単語を使うのが韓国人でも難しいので、単語の塊が他の文と一緒にならないように注意しながら書く。答えの5点の手本を見ると、答えの手本では「感情が表情に影響を与えるからだ」と書かれてるが、単語自体は後ろの内容と結構同じのがあるが、「私達の感情」という塊から「私達の」をぬいたり、「与えたりもする」を「与えるからだ」のようになってる。
「表情が私達の感情に影響を与えたりもする」をまるごと使って、「私達の感情が表情に影響を与えたりもする」じゃなくて「感情が表情に影響を与えるからだ」くらいで表現できると5点の答えになる。

ㄴの場合は表情をするは표정을 짓다, 표정을 하다で2つの表現があるが、これの表現ができなかった場合は最初の文章で表現をするが韓国語で使われた部分(밝은 표정을 짓는다)を参考して표정을 짓다を使うことも役に立つ。

全体的に前や後ろとは他の単語を使う方がいいが、単語レベルで全部他の単語を使うのは難しいので、前や後ろの文章をまるごと使わない、単語の塊や表現自体が同じくならないように他の表現を使う方がいい。ここでは「私達の感情」から「私達」を取ったが、反対に、こういう感じで、「私達の」くらいのことをわざと入れて前や後ろの文章と差を作るのもできる。だが、こういうことを入れすぎると長くなって、元の意味が明確にならないので、できるだけ文章は短くして必要な部分だけに少し使う方がいい。単語が被るのを気にしすぎと時間だけ使って難しくなるので、こういう話し方や表現の差を作る方がいい。

下ではよく使われそうな表現のまとめ。

51番の問題

뵙다,뵈다 만나다, 가다の代わりによく使われる。伺うくらいの感じ。正確には뵙다の方がより伺うの感じが強いが、뵙다は後ろに子音で始まる単語しか使えない。뵙겠습니다はできるが、普通のㅓ形になったら뵙+어요の活用ができない特殊単語。その場合は뵙다の代わりに뵈다を使って使う。この뵈다をㅂ니다で活用すると뵙니다になるからいろいろ微妙なところがあるが、まずは、基本的に뵙다を活用して、ㅓ活用やㅡ活用する時は뵙다を使えないからその場合は뵈다を使って表現する。ㅓ活は뵈어、봬どっちも合ってる表現で、ㅡ活用では뵈で活用する。伺うは割とよく使う単語で韓国語でも結構丁寧に言う場合はよく使われる。単語だから今回に一回まとめて置くのもいい。

~が大丈夫ですか?いいですか?よろしいでしょうか? ~가 괜찮으십니까   언제 시간이 괜찮으십니까?(いつ時間が大丈夫ですか?)

~ばいいですか、よろしいでしょうか?の場合は~면 되겠습니까?

~てもいいですか、大丈夫ですか? ~도 되겠습니까? 

~てもらえますか? ~ 주실 수 있으십니까 言ってもらえますか? 말해주실 수 있으십니까?などを使う。

~れないと思います(難しいと思います) ~기 어려울 것 같습니다を使うのが自然. 뵙기 어려울 것 같습니다(会えないです)

~のができないと思います(難しいと思います) 기가 어려울 것 같습니다 뵙기가 어려울 것 같습니다 (お会いすることが難しいと思います)

~とします ~려고 합니다
~たいです ~고 싶습니다 場合によっては上の려고 합니다と似てる感じで使う場合もある。招待するの場合、招待しようとしますを使うと相手もそれを望むか、大丈夫かなどが微妙な場合、もっと柔らかく表現することで초대하고 싶습니다で招待したいですのように使える。

選択肢があって、全部大丈夫だという場合などはいつでも(언제든지)、どこでも(어디든지)、誰でも(누구든지) 다 괜찮습니다や条件で~면 다 괜찮습니다などで表現する。

広告やお知らせなどで~てくださいの場合は ~주시기 바랍니다 

52番の問題

否定形を使う場合は안 ~よりは ~지 않다を使う。

~べきだ ~야 한다

~のがいい ~는 것이 좋다 「べきだ」と「のがいい」 は似てる意味なので流れに合わせて変えて使うのもいい。
(専門家などが) ~という ~다고 한다

~しなさいという ~라고 한다 例えば、손을 씻을 때는 비누를 사용하라고 한다 手を洗う時は石鹸を使うべきだと言った、使う方がいいと言ったなら 손을 씻을 때는 비누를 사용하는 것이 좋다고 한다などで、少し表現を変えて似てることを話せる。

~からだ ~기 때문이다(動詞、形容詞+からで使う場合)

肯定的な 긍정적인
否定的な 부정적인

いい 좋은
悪い 나쁜 

期待する 기대하다 いいことには思う、考えるの代わりに「肯定的なことを期待する」のように使える。ㄴ 것을 기대하다を使える場合もある。

2020年4月17日金曜日

[TOPIK2] 53番問題、統計を見て内容をまとめてくださいの解き方


[TOPIK2] 53番問題、統計を見て内容をまとめてくださいの解き方


この解き方はTOPIK公式サイトで公開されている6回の過去問を見て、主観的な基準で書いた内容です。公開されている過去問で一番古いのが2014年、一番最近の試験が2018年の試験になっていますが、その間に53番問題のパターンが少し変わったと個人的に判断しているので、公開されている過去問の中でより最近の問題を基準にして解き方を作りました。参考した過去問が限れているので、それも考えてから参考してください。あと、答案の書き方は公式サイトの模範答案を参考して書きました。

53番問題は、

次を参考して、'~~~~'についての文を200~300文字で書きなさい。ただし、文の題目は書かないでください。(30点)

になっている問題です。その「次」は統計がグラフなどで提示されていて、その統計の対象になる’~~~~’について、与えられた統計の内容をまとめて200~300文字以内で文を核問題になります。配点は30点で、作文の満点が100点で、51番が10点、52番も10点、ここで書いている53番が30点、600~700文字の作文になる54番が50点になります。配点は54番問題が高いですが、その分54番は難易度が高いです。長さも長さですが、大抵の内容を自分の考えで書くことになって、主題も母国語で書くことにしても結構厄介なのが多いですね。

ここで扱う53番問題の場合は、ある程度文の書き方が決まっていて、その書き方に慣れていない最初の時は結構難しく感じますが、その決まっている書き方に慣れると意外とそこまで書くのが難しくはないです。特に内容自体を自分が考えるよりは、提示されていることをまとめる形になるのが解きやすい部分になります。極端的に言うと、何についての内容か全然理解できなくても、問題のパターンから統計の内容をそのまま移すことで問題が解けるのが無理でもないです。もちろん、内容を理解しながら解くのがベストですが、やっぱりTOPIK2では分からない単語が出る場合も結構あるので、こういう部分で慌てずに問題のも重要だと思います。

問題のパターンは大きく2つに分けますが、提示された統計の内容が、人に質問をしたアンケート調査か、アンケート調査ではない、ただの統計によって、文の始まりや、使う表現が異なります。

1.アンケート調査の場合

最近の問題では、アンケート調査の場合は、そのアンケート조사 기관(調査機関)、조사 대상(調査対象)が書かれています。

その場合の始まりはこうなります。

A(調査機関)でB(調査対象)を対象に’~~~~’について調査した。
A에서 B를 대상으로 '~~~~'에 대하여 조사하였다.

A(調査機関)でB(調査対象)を対象に’~~~~’についてのアンケート調査を実施した。
A에서 B를 대상으로 '~~~~'에 대한 설문조사를 실시하였다.  설문조사は設問調査です。

こう見るとあまり長く見えないですが、調査機関と調査対象は実際には結構長くなります。
例えば、韓国文化研究所で日本の成人男女1,000人を対象に「韓国に行きたいか」についてアンケートをした場合、

한국문화연구소에서 일본 성인 남녀 1,000명을 대상으로 '한국에 가고 싶은가'에 대하여 조사하였다.

となりますが、原稿用紙を基準で55文字になります。調査内容、調査機関、調査対象は統計で提示されるのでそれをそのまま文章に作ることで大丈夫です。

その後は、조사 결과(調査結果)~~~という展開になります。統計の内容や問題のパターンにもよりますが、アンケート調査が統計で提示された場合はそのアンケートに応答した人たちの結果を比較する問題が多いです。

その時の展開は、下のようになりますが、答えたの場合は대답하다(答える)、응답하다(応答する)を使います。あと、答えた内容を'~~'라고で表現することも重要になります。''と라고が抜かないように注意してください。

調査結果「OO」と応答したCは~~、Dは~~で、'XX'と応答したCは~~、Dは~~だった
조사 결과 'OO'라고 응답한 C는~~, D는 ~~였고, 'XX'라고 응답한 C는 ~~,D는 ~~였다.
と書いて、

調査結果「行きたい」と応答した男性は60%、女性は70%で、「行きたくない」と応答した男性は40%、女性は30%だった。
조사 결과 '가고 싶다'고 응답한 남성은 60%, 여성은 70%였고, '가고 싶지 않다'고 응답한 남성은 40%, 여성은 30%였다.
のように書くことができます。

その後は、そう答えた理由などが統計に提示される場合が多いと思いますが、

이들이 'OO'라고 응답한 이유에 대해 C는 '~~~', D는 '~~~'라고 응답한 경우가 가장 많았다.
この人達が「OO」と応答した理由についてCは「~~~」、Dは「~~~」と応答した場合が最も多かった。

이어서 C는 '~~~', D는 '~~~'라고 응답하였다.
続いてCは「~~~」、Dは「~~~」と応答した。

と使うことが表現できます。最も多かったは가장 많았다で表現して、2番目で多いというのが多少表現しにくいですが、이어서(続いて)を使って、応答したと書くと、一番多い応答に続いて、~~という応答と応答したと言う内容で自然に2番めになります。3つ以上になる場合は、'~~'라고 응답한 사람이 가장 많았고, '~~','~~'라는 응답이 그 뒤를 이었다で表現することで大丈夫です。'~'라는 응답이 그 뒤를 이었다は「~」という応答がその後を継いだ
という意味になります。アンケート調査では理由が3つ以上になるのは少ないと思いますが、こういう表現をチェックしておくのもいいと思います。ポイントは잇다(継ぐ)が이어서, 이었다などで活用されることですね。

で、

この人達が「行きたい」と応答した理由について、男性は「韓国料理が食べたくて」、女性は「韓国の雰囲気を感じたくて」と応答した場合が最も多かった。
이들이 '가고 싶다'고 응답한 이유에 대해 남성은 '한국 요리가 먹고 싶어서', 여성은 '한국의 분위기를 느끼고 싶어서'라고 응답한 경우가 가장 많았다.

続いて、男性は「韓国の雰囲気を感じたくて」、女性は「行ってみたい所があって」と応答した。
이어서 남성은 '한국의 분위기를 느끼고 싶어서', 여성은 '가 보고 싶은 곳이 있어서'라고 응답하였다.

のようにかけます。今まで書いた内容をまとめると下のようになります。

한국문화연구소에서 일본 성인 남녀 1,000명을 대상으로 '한국에 가고 싶은가'에 대하여 조사하였다.조사 결과 '가고 싶다'고 응답한 남성은 60%, 여성은 70%였고, '가고 싶지 않다'고 응답한 남성은 40%, 여성은 30%였다.이들이 '가고 싶다'고 응답한 이유에 대해 남성은 '한국 요리가 먹고 싶어서', 여성은 '한국의 분위기를 느끼고 싶어서'라고 응답한 경우가 가장 많았다.이어서 남성은 '한국의 분위기를 느끼고 싶어서', 여성은 '가 보고 싶은 곳이 있어서'라고 응답하였다.

文字数をカウントすると空白を含めて274文字、原稿用紙を基準にしたら262文字になります。この文字数の違いは原稿用紙では数字は一つの欄に2文字まで入れるからですね。ちなみに文字数は日本語の文字数をカウントするサイトに韓国語を入れても作動するので日本のサイトを利用しても大丈夫です。文字数カウントと検索することで簡単に見つけます。

2.アンケート調査以外の統計の場合

アンケート調査より統計の内容が多様になるので、それに合わせて対応することが重要になります。統計で与えられた内容をなるべく全部使って、特に、急増したり項目の中で増加率が最も高い場合はそれを話すことの点数に影響を与えます。実際に2018年の過去問の模範答案の採点基準を見ると、2007~2012年、2012年~2017年で区別されているところで、2012~2017年に急増したことを書いたり、10年間の統計で理由の変化についてその中で最も高い増加率を見せた内容を書くことなどが採点の基準になっていました。基本的に書かれている内容をは全部扱って、その中で一番変化を見せた部分についても書くのがおすすめです。

文の始まりは問題で’~~~~’についての文を200~300文字で書きなさいの'~~~~'のところを利用しながら書きます。

例えば、'국내 다문화 학생 현황'(国内多文化学生現況)なら、

 国内多文化学生現況を調べてみると、
 국내 다문화 학생 현황을 살펴보면,

で文を始めます。ここで살펴보다は内容を全体的に注意深く見るくらいの意味ですが、ここでは’~~~’について統計などを見て内容をまとめることになる、また模範答案でも使われた表現になっているので、この表現を使うのがおすすめです。

その後は統計の内容を見て、その内容を文章にします。




























このようなグラフなら、

다문화 학생 수는 2014년에는 6.7만 명에서, 2016년에는 9.9만 명, 2018년에는 12.2만 명으로, 4년간 약 1.8배로 증가했다.
多文化学生数は2014年には6.7万人から、2016年には9.9万人、2018年には12.2万人で、4年か約1.8倍に増加した。

と書くことができます。ここではグラフの中で約1.8倍と書かれているので、それもまとめた内容に入れることが必要になります。採点基準には与えられた情報を全部使うのが入っているのでこういうことが抜かないように注意してください。あと、文章が結構長くなって、6.7만 명에서 12.2만 명으로の流れになりました。もし、こういう感じで文章が長くなるのが負担になる場合は、

다문화 학생 수는 2014년에는 6.7만 명, 2016년에는 9.9만 명, 2018년에는 12.2만 명인 것으로 나타났다. 4년간 약 1.8배로 증가했다.
多文化学生数は2014年には6.7万人、2016年には9.9万人、2018年には12.2万人だった。4年か約1.8倍に増加した。

と書いても大丈夫です。

アンケート調査以外の統計の問題では、その統計の内容を表現する時によく使う表現が~인 것으로 나타났다, ~ㄴ 것으로 나타났다です。나타나다は現れるの意味ですが、調査結果~という結果が現れたみたいな感じで、~ことが分かったのような感じで調査の結果などを話すときによく使われる表現です。ですが、連続して使うと同じ表現だけ繰り返して使っている感じになるので、仕方ない時以外では나타나다は2回くらい使って、その以外の部分は過去形を使って表現してください。

例えば、上の文章なら~명 인 것으로 나타났다. 약 1.8배로 증가한 것으로 나타났다の感じで書くよりは、~명 인 것으로 나타났다. 약 1.8배로 증가하였다.などで前は인 것으로 나타났다/ㄴ 것으로 나타났다を使って、後ろは증가하였다で過去形を使う感じです。

ちなみに、ここでよく使われる表現は下のようになります。

증가 増加、増加した 증가하였다 
감소 減少、減少した 감소하였다

늘어나다 増える、늘어났다 増えた
줄다 減る、줄었다 減った

個人的には、증가,감소の方を使うのがおすすめですが、同じ表現を使うのを避けたい場合は증가하다, 늘어나다を交代で使ってもいいと思います。2つの意味やニュアンスに違いは殆ど無いので同じだと思って使っても大丈夫です。

ここまで書いてから、グラフをもう一回見てください。僕が作ったこの例文では特にグラフに他の部分がないですが、もし、試験の問題で特定の部分が急に上がったり下がった時は、それについても書くのが必要となります。実際に2018年の過去問の採点基準にもそれを書いたかが入っています。

もし、上のグラフで2016年9.9万人から2018年の20万人などで急にグラフが上がった場合は、

특히 2016년에서 2018년까지 다문화 학생 수가 급증한 것으로 나타났다. or 급증하였다. or 급격하게 늘어났다.
特に、2016年から2018年まで多文化学生数が急増したことが分かった。or 急増した。急げに増えた.

ここでも、
급증했다 急増した、급감했다 急減した
급격하게 증가했다 急激に増加した、급격하게 감소했다 急激に減少した
급격하게 늘어났다 急激に増えた、급격하게 줄었다 急激に減った
のように書きます。

こういう感じで、一つのグラフの内容を全部まとめたなら、次のグラフを見ます。


























新しいグラフに入る時は、~를 보면(~を見ると)と書きながら次の内容を書きます。あと、このグラフの基準になる時間、2014年、2018年の4年間のこともまた書いて、

학교 별 학생수를 보면, 4년간 초등학교는 약 1.9배, 중학교는 약 1.5배, 고등학교는 약 1.6배로 늘어났고, 초등학교가 가장 높은 증가율을 보였다. 
学校別学生数を見ると、4年間、小学校は約1.9倍、中学校は1.5倍、高校は1.6に増えて、小学校が一番高い増加率を見せた。

증가율 増加率、감소율 減少率も覚えておくと便利になります。
ここでは、가장 많이 증가하였다(最も多く増加した)と言う表現を使っても間違ってはないなですが、例えば、上のグラフなら表の中で一番数が少ない高校が5倍になっていたら、その時は最も多く増加したのは小学校になりますが、最も高い増加率を見せるのは高校になるので、一番最初のグラフのように比べることなしで増加した場合は気軽に使ってもいいですが、数値を比べるところでは、~%や、~倍となっている時は증가율 増加率、감소율 減少率を使うようにしてください。

こういう感じで、このグラフの内容を全部書いたら次に行きます。上で~를 보면を使ったので、ここでは~는で次の内容を書きます。 

残った内容が、 부모님의 국적(両親の国籍)で、베트남が29.1%、중국が22.3%と書かれていたら、

부모님의 국적은 베트남이 29.1%로 가장 많았고, 중국이 22.3%로 그 뒤를 이었다.
両親の国籍はベトナムが29.1%で一番多くて、中国が22.3%でその後を継いだ。

で書くことができます。

もし期待値が書かれている場合、기대: 다문화 학생수 15만 명(2020년)と書かれていると、

이러한 추세가 이어진다면 2020년에는 다문화 학생수가 15만 명에 이를 것으로 기대된다. or 예상된다
このような趨勢が繋がると、2020年には多文化学生数が15万人に至ることに期待される。or 予想される
と書くことができます。ここで期待値について話す時は~에 이를 것으로(~に至ることに)と書いて、이러한 추세가 이어진다면(このような趨勢が繋がると)もよく使われる表現なので、期待値を書く必要がある時はこの表現たちを使うのがおすすめです。

他のパターンで理由や原因が書かれていて、다문화 학생 증가 이유: 국제결혼의 증가, 한국으로의 이민자 증가が書かれていたら、

이와 같이 다문화 학생이 증가한 이유는 국제결혼의 증가와 한국으로의 이민자가 증가했기 때문인 것으로 보인다.
このように多文化学生が増加した理由は、国際結婚の増加と、韓国への移民者が増加したためだと予想されている。

이와 같이(このように)、증가한 이유는 増加した理由はのように、与えられた内容をそのまま移した感じよりはこういう感じでもっと流れを活かした文章にした方いいです。あと、~기 때문인 것으로 보인다で、~たためだと見えるで、度断定はしないが、そう思われると表現することができます。名詞の場合は名詞 때문인 것으로 보인다でいいですが、増加などでしたのようなことを付けることができる場合は증가했기 때문인 것으로 보인다のようにした方がまた文章的に自然ですね。

試験では書く内容は3つくらいになります。ここではグラフ2つの内容と両親の国籍の内容を持ってきてそれを全部まとめると、

 국내 다문화 학생 현황을 살펴보면, 다문화 학생 수는 2014년에는 6.7만 명에서, 2016년에는 9.9만 명, 2018년에는 12.2만 명으로, 4년간 약 1.8배로 증가했다. 학교 별 학생수를 보면, 4년간 초등학교는 약 1.9배, 중학교는 약 1.5배, 고등학교는 약 1.6배로 늘어났고, 초등학교가 가장 높은 증가율을 보였다. 부모님의 국적은 베트남이 29.1%로 가장 많았고, 중국이 22.3%로 그 뒤를 이었다.

で、空白を含めて238文字になります。ここで、急増したのところの文章を追加しても281文字になりますね。

こういう感じで説明を見ると複雑になりますが、内容が3つあって、その内容に合わせて書かれている内容を全部文章にする、もし、グラフが急に上がっていたり下がっている部分があったらそれも書くことには注意してください。

'~~~'를 살펴보면で文を始めて、最初のグラフの内容を説明、次がもしグラフなら'~~~'를 보면で内容を書いて、他の内容で、期待値や、理由などを書く場合はそれらの内容を流れを生かして書くことにする。提示された3つの内容を全部まとめると完了。

の感じになります。あと、問題のパターンがどんどん提示された内容をどのくらい上手くまとめて書いたかを見ていると思うので、韓国語でも、日本語でもいいですが、何かグラフなどを見たいときはそれを韓国語でまとめて見る練習をするのもいいと思います。実際に問題では一つのテーマに3つの内容が書かれていますが、その条件に合う統計を探して練習をするのは難しい部分があるので、一つのグラフでも練習になりそうなのがあったら1,2文章でまとめて見るのがおすすめです。実際の問題でも結局内容は一つずつ書くことになるので、文全体を書くことじゃなくて、一つのグラフをまとめて見る練習をすることでもかなり役に立つと思います。

説明で見ると最初は難しく感じるかも知れないですが、実際に書いてみたら割と簡単だと感じられる時も結構あります。30点の問題になるのでそれから級数が変わるのもできると思います。実際に書いてみるのが大事で、ある程度なれたらそこまで難しくもないので、実際に書いてみるのを中心にして勉強頑張ってくださいね。韓国語でも日本語でも統計やグラフがあったらそれを見て書いてから韓国人のチェックしてもらうのもいいと思います。