韓国語の「この、その、あの、どの」、「これ、それ、あれ、どれ」
韓国語の基本的なシステムは日本語とほぼ同じです。
「こ」は 이、「そ」は 그、「あ」は 저、「ど」は 어느 を使います。
これらを使った表現は以下のようになります。
「この、その、あの、どの」の場合
韓国語では日本語より「の」を使わないことが多く、この場合にも「の」は使いません。
単に 이、그、저、어느 を使います。
例:
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この人 → 이 사람
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その店 → 그 가게
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あの性格 → 저 성격
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どの方向 → 어느 방향
分かち書き(띄어쓰기)について
韓国語は英語のようにスペースを入れて「分かち書き」します。
基本的には英語のように単語ごとに分けますが、スペースを入れないで書くこともあり、韓国人でも間違えることがあります。
そこまで厳しく意識する必要はありませんが、基本的な文法を学びながら、「これは分ける・これは分けない」くらいの軽い気持ちで確認していくと、きれいな韓国語になります。
「この、その、あの、どの + ○○」の形では、基本的に2つの単語になるため、分かち書きして
이 ~、그 ~、저 ~、어느 ~ のように書きます。英語の “this + ○○” に近い感覚です。
「これ、それ、あれ、どれ」の場合
日本語で「これ・それ・あれ・どれ」に「れ」がつくように、韓国語では 것(こと/ものの意味)をつけて表現します。
ただし、것 は少し硬い表現なので、日常会話では省略形の 거 を使います(ビジネスや公式な文章では 것 を使うこともあります)。
直訳すると
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이것 → 「このもの」ですが、
実際の会話では -
이거(これ)
-
그거(それ)
-
저거(あれ)
-
어느 거(どれ)
のように使います。
注意点として、「これ・それ・あれ」の場合は、よく使う単語と一緒にくっついて1つの単語のように見えることが多く、分かち書きしないこともあります。
でも「どれ(어느 거)」は分かち書きされることが一般的です(例:어느거 → ❌、어느 거 → ⭕
例文で確認:
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机(책상)→ この机(이 책상)
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携帯(핸드폰)→ その携帯(그 핸드폰)
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人(사람)→ あの人(저 사람)
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方向(방향)→ どの方向(어느 방향)
「どの」について
「どの場所、どの人、どの時間、どのもの」などの場合は、
日本語でも「どこ、だれ、いつ、何」と言い換えることがありますよね。
韓国語でも同じように、「어디(どこ)」「누구(だれ)」「언제(いつ)」「뭐/무엇(何)」という別の単語を使います。
そのため、「どの」自体は「こ・そ・あ」ほど頻繁には使わないので、
練習は 이、그、저 を中心にして、「어느」は無理に覚えなくても大丈夫です。
「どこ、だれ、いつ、何」については、後で「だ、です」の文法を説明するときにあわせて紹介します。
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