2025年4月6日日曜日

2. 韓国語の「この、その、あの、どの」、「これ、それ、あれ、どれ」


韓国語の「この、その、あの、どの」、「これ、それ、あれ、どれ」


韓国語の基本的なシステムは日本語とほぼ同じです。
「こ」は 、「そ」は 、「あ」は 、「ど」は 어느 を使います。

これらを使った表現は以下のようになります。


「この、その、あの、どの」の場合

韓国語では日本語より「の」を使わないことが多く、この場合にも「の」は使いません。
単に 이、그、저、어느 を使います。

例:

  • この人 → 이 사람

  • その店 → 그 가게

  • あの性格 → 저 성격

  • どの方向 → 어느 방향


分かち書き(띄어쓰기)について

韓国語は英語のようにスペースを入れて「分かち書き」します。
基本的には英語のように単語ごとに分けますが、スペースを入れないで書くこともあり、韓国人でも間違えることがあります。
そこまで厳しく意識する必要はありませんが、基本的な文法を学びながら、「これは分ける・これは分けない」くらいの軽い気持ちで確認していくと、きれいな韓国語になります。

「この、その、あの、どの + ○○」の形では、基本的に2つの単語になるため、分かち書きして
이 ~、그 ~、저 ~、어느 ~ のように書きます。英語の “this + ○○” に近い感覚です。


「これ、それ、あれ、どれ」の場合

日本語で「これ・それ・あれ・どれ」に「れ」がつくように、韓国語では (こと/ものの意味)をつけて表現します。

ただし、 は少し硬い表現なので、日常会話では省略形の を使います(ビジネスや公式な文章では を使うこともあります)。

直訳すると

  • 이것 → 「このもの」ですが、
    実際の会話では

  • 이거(これ)

  • 그거(それ)

  • 저거(あれ)

  • 어느 거(どれ)

のように使います。

注意点として、「これ・それ・あれ」の場合は、よく使う単語と一緒にくっついて1つの単語のように見えることが多く、分かち書きしないこともあります。
でも「どれ(어느 거)」は分かち書きされることが一般的です(例:어느거 → ❌、어느 거 → ⭕


例文で確認:

  • 机(책상)→ この机(이 책상)

  • 携帯(핸드폰)→ その携帯(그 핸드폰)

  • 人(사람)→ あの人(저 사람)

  • 方向(방향)→ どの方向(어느 방향)


「どの」について

「どの場所、どの人、どの時間、どのもの」などの場合は、
日本語でも「どこ、だれ、いつ、何」と言い換えることがありますよね。
韓国語でも同じように、「어디(どこ)」「누구(だれ)」「언제(いつ)」「뭐/무엇(何)」という別の単語を使います。

そのため、「どの」自体は「こ・そ・あ」ほど頻繁には使わないので、
練習は 이、그、저 を中心にして、「어느」は無理に覚えなくても大丈夫です。

「どこ、だれ、いつ、何」については、後で「だ、です」の文法を説明するときにあわせて紹介します。

0 件のコメント:

コメントを投稿