2025年4月6日日曜日

6. 韓国語での人の呼び方


韓国語での人の呼び方

◆ 基本の考え方

韓国語では、日本語に比べて人の呼び方の種類が少ないです。
また、日本と異なり韓国では名字が同じ人が多く、名前の方が個人を特定する手がかりになります。
そのため、一般的には 名前を中心に呼ぶのが普通です。

会社や団体などでは「○○部長」などのように名字+役職名で呼ぶこともありますが、同じ役職の人が複数いる場合など区別が必要なときだけです。
それ以外のビジネス以外の日常では、名前を中心に呼ぶのが基本です。


◆ 呼び方一覧

呼び方韓国語対応する日本語使用状況・注意点
~아 / ~야수민아, 지우야○○くん / ○○ちゃん(親しみ)ため口で呼びかける時。パッチムの有無で아/야を使い分ける
~이수민이는, 수민이가呼び捨てのような形会話中に名前を主語や目的語として使うとき。パッチムがある場合のみ이がつく
~씨수민씨○○さん敬語・ため口どちらでもOK。社会人以降に知り合った人によく使う。少し距離感あり
~님박수민님○○様よりフォーマル・敬意表現。店や病院、ビジネスで使う
형 / 오빠 / 언니 / 누나상대에 따라お兄さん / お姉さん年上に対して使う。性別と関係性によって変化(아래 설명 참조)
○○이 + 아빠 / 엄마수민이아빠○○ちゃんのお父さん子どもの名前で相手を呼ぶ時。親しい関係で使用。敬語/ため口どちらでもOK

◆ ~아 / ~야 の使い方(タメ口)

親しい間柄で相手を名前で呼ぶときに使います。

  • 名前の最後にパッチムがある場合 → ~아

  • パッチムがない場合 → ~야

例:

  • 박수민 → 수민아

  • 김지우 → 지우야

※これは日本語でいう「○○ちゃん!」のような呼びかけの感覚です。
文法的には「~よ(~よ!)」に似た働きを持ちます。


◆ ~이 の使い方(会話中に名前を主語などに使う時)

会話文の中で名前を主語にする場合、パッチムの有無によって 다음처럼 사용합니다.

  • パッチムあり → 이름 + 이

    • 수민이는, 수민이가

  • パッチムなし → 이름のみ

    • 지우는, 지우가

※これは文法的な連結のためであり、呼び捨てというよりは自然なタメ口表現です。
外国人の名前には 이は基本적으로つけません。


◆ ~씨:〇〇さん(敬語・中立)

  • タメ口でも敬語でも使えます。

  • 初対面や社会人以降に知り合った人に対してよく使います。

  • 少し丁寧で距離のある呼び方です。

예시:

  • 수민씨、지우씨
    → パッチムの有無に関係なく名前+씨


◆ 형 / 오빠 / 누나 / 언니:年上の人の呼び方

話し手(自分)相手(年上)呼び方
男性男性
男性女性누나
女性男性오빠
女性女性언니

※ 年齢を把握したあとに使うのが一般的(特に大学生くらいまで)
※ 社会人では「씨」を使う方が自然な場合も多い(距離感を保つため)

🔸30代までは형 / 언니をよく使うが、40代以降では少しフォーマルな雰囲気が求められる
🔸형님, 언니など 님付き表現은 격식을 더하거나 상대가 나이 많을 경우 사용


◆ 수민이아빠 / 수민이엄마:親の名前で呼ぶ

  • 子どもの名前 + 아빠 / 엄마

  • 親しい関係で、同世代の間でよく使う

  • 敬語でもため口でも使える

例:

  • 수민이아빠

  • 지우이엄마(※이を 생략する 경우도 있음)


◆ ~님:○○様(よりフォーマル)

  • フルネーム+님

  • 店、病院、会社などのサービス業やビジネスメールで使用

  • ~씨よりフォーマルで敬意が強い

例:

  • 박수민님

  • 김지우님


◆ まとめ(おすすめの使い方)

状況呼び方
タメ口で呼ぶ時~아 / ~야
会話中に名前を主語にする~이(パッチムありの場合)
初対面 / 社会人以降の関係~씨
年上の友達형 / 오빠 / 누나 / 언니
子持ちの親を呼ぶ時○○이아빠 / ○○이엄마
店・病院・公式の場~님(フルネーム)

5. 韓国語の二人称 너、당신 君、お前、あなた

 

韓国語の二人称 너、당신 君、お前、あなた


◆ 基本の使い分け:ため口 vs 敬語

韓国語でも一人称と同じように、二人称も ため口 と 敬語 で区別して使います。


【ため口】の場合:

「君」「お前」「あんた」など、カジュアルまたは少し乱暴な感じの日本語に当たる表現は、韓国語ではすべて  を使えばOKです。

  • 君は、お前は → 너는

  • 君が、お前が → 니가

🔸 本来は「너 + が」で 네가 が正しい形(標準語)ですが、
내가(私が) と 네가(君が) は発音がとても似ていて韓国人にも聞き分けにくいため、実際の会話では 니가 を使うことが多いです。

  • 歌詞やメッセージでも 네가 と書いて、니가 と発音することが一般的です。

  • 正式な文書(作文やスピーチ)では 네가 を使うとより自然です。

同じように、「君の」という所有の表現も

  • 標準語:(너의)

  • 口語・日常会話:


【敬語】の場合:「당신」は使わない?

日本語での「あなた(敬語)」に対応する言葉として辞書には 당신 が載っていますが、韓国語ではこの単語はとても限定的にしか使われません。


◆ 「당신」が使われる場面

  1. 夫婦間での呼びかけ
     → 日本語の「あなた」と似ていて、中年夫婦が使うことが多いです。
      例:妻が夫に「당신(あなた)」と呼びかける。
      ※「여보(あなた・ダーリン)」や「자기(ハニー)」など、カジュアルな表現も使われます。

  2. アンケート・調査・説明文などの丁寧な書き言葉
     → 「あなたは週に何回運動しますか?」のような設問で使われます。
      ※客観的で距離感のある表現になります。

  3. 怒り・批判のニュアンスを含む時
     → 「あなたが間違ってる」「あなたを許せない」など、強く相手を非難する文脈。

➡ つまり、당신 は通常の会話では使わず、「夫婦」「設問」「怒り」のような特定の場面でしか登場しません。


◆ じゃあ、敬語ではどうする?

💡 答え:基本的に「あなた」にあたる単語を使わないのが自然!

한국어では、相手に直接言及する場合でも二人称を省略して話すことが多いです。

例:

  • ❌ あなたは学生ですか? →
     ✅ 学生ですか?(=あなたを言わなくても通じる)

  • ❌ あなたもこの曲が好きですか? →
     ✅ この曲好きですか? 私も好きです。

こういった言い方は日本語でもよくあるので、日本人にとって違和感なく使えます。


◆ じゃあ何を使えばいいの?

  • ✔ ため口 → (はっきりと使える)

  • ❌ 敬語 → 당신は使わず、省略する or 他の表現を使う

また、相手の名前や肩書きをつける方が自然です:

呼び方例説明
이름 + 씨○○さん(例:민수씨)
오빠 / 누나男女の年上の呼び方(親しい関係)
선생님 / 과장님 등役職をつけた呼び方(敬語で自然)

◆ 最後にまとめ

分類使用例備考
ため口の「あなた」너, 너는, 니가君・お前・あんたの感じで使える
敬語の「あなた」✕당신基本的に使わない方が自然
所有(君の)니, 네너의 の省略・発音に注意
代用方法名前+씨など상대방を直接呼ぶ or 省略する

🔔 ワンポイントアドバイス:

「당신」=英語の "you" ではありません。
ドラマではよく使われますが、日常会話では距離感が出たり、失礼に聞こえることもあります。

➡ 覚えるより、「使わない」と覚えた方が自然!

4. 韓国語の一人称 나、저 私、僕、俺

韓国語の一人称 나、저 私、僕、俺

日本語には「私」「僕」「俺」など、さまざまな一人称がありますが、韓国語では**タメ口で使う「나」**と、**敬語で使う「저」**を使い分けます。

タメ口では性別や性格に関係なく「나」を使います。
一方、「저」は日常的な「わたし」から、非常に丁寧な「わたくし」まで、すべて「저」で表現されます。

敬語を使いながら「나」を使う場合もありますが、その場合は軽い敬語という印象になります。軽い敬語を使うかどうかは状況や人間関係によるため、**基本的にはタメ口のときは「나」、敬語のときは「저」**を使うと良いです。

この「나」と「저」、そしてタメ口と敬語を区別して使う点以外は、日本語の一人称と似た感覚で使えます。


「私の~」の表現方法

「~の」は、

  • 「나 + 의」で「나의」

  • 「저 + 의」で「저의」
    となりますが、

日常ではそれぞれ短くして、

  • 「나의」→「내」

  • 「저의」→「제」
    のようにするのが一般的です。

形式的に厳しい場面や、意図的に強調したいとき以外は、**短い「내」「제」**を使うのが普通です。

また、「나」「저」にはパッチム(받침)がないため、「~は」をつけるときにはどちらも「는」がついて、

  • 「나는」「저는」
    のようになります。

さらに、少し短くして「난」「전」と言うこともあります。軽く話したり書いたりする場面では、どちらを使っても自然です。


「が」のときの注意点:「내가」「제가」

「나」「저」に助詞「が」をつける場合、パッチムがないので自然に考えれば「나가」「저가」になると思うかもしれませんが、これは例外で、

  • タメ口の「私が」→「내가」

  • 敬語の「私が」→「제가」
    となります。ここは特に注意が必要です。


練習してみよう:「내」「제」を使ってみよう!

辞書を使いながら、自分のことを韓国語で表現する練習をしてみましょう。

日本語タメ口(내)敬語(제)
私の誕生日내 생일제 생일
私の携帯내 핸드폰제 핸드폰
私の弟/妹내 동생제 동생

「私たち」はどう言うの?

  • タメ口:우리

  • 敬語:저희

「私たちの」も同じく、

  • タメ口:우리

  • 敬語:저희
    を使います。


「私たちの」を使う特別な場面

韓国語では、自分が所属している場所や、そこを基準に人や施設について話すときに、「私の」ではなく**「私たちの(우리/저희)」**を使うことがよくあります。

たとえば:

  • 「내 회사(私の会社)」→ 自分が社長やオーナーのようなニュアンスになる

  • 「우리 회사(私たちの会社)」→ 一般社員として自然な表現

これは日本語の「うち」に近い感覚です。


学校や先生の例

  • 私たちの学校 → 우리 학교、저희 학교

  • 私たちの先生 → 우리 선생님、저희 선생님

ここで、友だちの場合は「내 친구(私の友だち)」を使います。なぜなら、友だちはクラスや組織ではなく**「私」個人を基準にした関係**だからです。

  • 先生 → 組織(学校やクラス)を基準

  • 友だち → 自分自身を基準

この感覚は「うちの先生(自然)」「うちの友だち(やや不自然)」という日本語の違和感に似ています。


家族や親戚について話すとき

家族や親戚について話すときにも、「우리」「저희」をよく使いますが、ここではもう一つ重要なポイントがあります。

  • 目上の人(兄、姉、両親など) → 「우리」「저희」

  • 目下の人(妹、弟、子どもなど) → 「내」「제」

たとえば:

  • 우리 형(私たちの兄)

  • 저희 아빠(私たちのお父さん)

  • 내 동생(私の弟/妹)

兄弟が2人いて、自分が弟の立場でも「우리 형」と言います。

この感覚も「うちの兄」など、日本語の「うち」に近いものです。ただし、韓国語では目下の人について「우리」「저희」を使うことはあまりなく、よほど丁寧に話す場面でない限り「내」「제」を使います。


まとめ

韓国語では、「私が所属している場所」や「そこにいる人・物」について話すときは、「私たちの(우리/저희)」を使うのが自然です。これは日本語の「うちの」に近い感覚です。

  • 学校、会社、家族、親戚などについて話すとき

  • その中でも目上の人には「우리/저희」、目下の人には「내/제」


練習のポイント

  • 나는/저는내/제はそこまで難しくないので、

  • 내/제우리/저희区別して使う練習をするのがオススメです。

例:

表現自然な韓国語表現
私の先生우리 선생님、저희 선생님
私の兄우리 형、저희 형、우리 오빠、저희 오빠
私の姉우리 누나、저희 누나、우리 언니、저희 언니
うちの父우리 아빠、저희 아빠
うちの母우리 엄마、저희 엄마

最後に:「私たちは」「私たちが」の表現

  • タメ口:「私たちは」→ 우리는、「私たちが」→ 우리가

  • 敬語:「私たちは」→ 저희는、「私たちが」→ 저희가

このように、状況に合わせて自然に使い分けてみてください。韓国語の一人称はシンプルですが、文化的な感覚を理解することでより自然な表現ができるようになります。

3. 韓国語の「~は」と「~が」

 

韓国語の「~は」、「~が」

「~は」について(은/는)

「は」は韓国語で 은/는 を使います。
前の文字にパッチム(받침:子音)があるときは 、ないときは  を使います。

日本語でもあえて「は」を使わないことがあるように、韓国語でも 은/는 をあえて使わないことがあります。

日常会話では「は」を使わずに言う方が自然な場合も多く、使うかどうかで意味やニュアンスが変わることもあります。

例えば:

  • 「私はまだ家だよ」 → 「私は(他の人と比べて)まだ家にいるよ」というような限定や比較のニュアンスになります。

  • 一方で「私、まだ家だよ」だと、「(約束の時間までに行かなきゃいけないけど)まだ家だよ、行けそうにないよ」といった感じになります。

このあたりのニュアンスの違いは、日本語と韓国語が似ているため、日本人にとっては感覚的に理解しやすいポイントのひとつです。

은/는 を使うと、範囲を限定したり、比較するニュアンスが出ます。
でも、日本語の「は」と同じように、「使う・使わない」は文脈に合わせて判断すれば大丈夫です。


分かち書きについて

韓国語の助詞(은/는など)は基本的に前の単語にくっつけて書きます(分かち書きしません)。

たとえば:

  • その人は → 그 사람은

  • あの携帯は → 저 핸드폰은

  • この学校は → 이 학교는

  • この会社は → 이 회사는

前の文字にパッチムがあるかどうかで 은/는 を使い分けるのを忘れないようにしましょう。

実際に発音してみると、은/는 は発音しやすい方が選ばれています。
たとえば:

  • ✅ 그 사람은(自然)

  • ❌ 그 사람는(発音しにくい)

  • ✅ 이 학교는(自然)

  • ❌ 이 학교은(不自然)

もし難しいと感じる場合は、それぞれを10回ぐらい早口で発音して比べてみると実感しやすいです。


「~が」について(이/가)

「が」は韓国語で 이/가 を使います。
パッチムがあるときは 、ないときは  を使います。

たとえば:

  • その人が → 그 사람이

  • あの携帯が → 저 핸드폰이

  • この学校が → 이 학교가

  • この会社が → 이 회사가


은/는 と 이/가 の意味の違い

この2つの助詞の違いは、日本語の「は」と「が」の違いにとてもよく似ています。

은/는(=は)
→ 範囲を限定するようなニュアンスがあります。

例:

  • 「私は行きません」 → 他の人が行くかどうかはわからないけど、少なくとも「私」は行かない、という感じ。

  • 「私は日本人です」 → 「私」という範囲を指定して、その人が日本人であることを伝えます。

이/가(=が)
→ 主語をそのまま取り上げて、強調したり、ストレートに伝える感じです。

例:

  • 「私がやります」 → 「誰が?」の答えとして、「私だよ」と主語を前に出して強調する感じ。

  • 「あなたが言ったことです」 → 「あなた」が主語として直接前に出て、強い主張になります。

「が」の方が表現に自由さがあるとも言えますが、どちらも状況により強調の役割ができます。

  • 「私は嫌です」 → 他の人はどうかわからないけど「私は」嫌だ

  • 「私が嫌です」 → 他の選択肢がある中で「私」を選んだことが嫌、など


一般的な使い分け

日常会話では 은/는(=は) の方がよく使われます。
これは、主語をそのまま取り出して言うよりも、範囲を限定して伝える方が自然なことが多いからです。

  • 「それが何か?」を伝えるためには、まず「それ」が何であるか範囲を決める必要があり、
    その上で「が」で主語を強調する必要があるという流れです。

なので、普通の文では 은/는 を使い、
主語を強調したいときなどに 이/가 を使うのが自然です。


助詞の省略

日本語で「は」や「が」をあえて省略するように、
韓国語でも 은/는 や 이/가 を省略することがあります。

これは「を」にあたる 을/를 の方でよく見られますが、은/는 / 이/가 でもカジュアルな会話ではよくあります。

例:

  • 오늘은 공휴일이에요.(今日は祝日です) → 説明する感じ

  • 오늘이 공휴일이에요.(今日が祝日です) → 「今日」を強調

  • 오늘 공휴일이에요.(今日、祝日です) → カジュアルで省略した感じ


練習問題(10問)

※ 答えは下にあります。メモしてから確認してみてください。

  1. 내일( ) 제 생일이에요. (明日は私の誕生日です)

  2. 저( ) 일본사람이에요.(私は日本人です)

  3. 제( ) 했어요.(私がやりました)

  4. 집( ) 좀 멀어요.(家が少し遠いです)

  5. 이 친구( ) 제일 친한 친구예요.(この友達が一番仲の良い友達です)

  6. 내일( ) 그날이에요.(明日がその日です)

  7. 날씨( ) 좋아요.(天気がいいです)

  8. 강아지( ) 먹었어요.(子犬が食べました)

  9. 내일( ) 태풍( ) 와요.(明日は台風が来ます)

  10. 제( ) 그 사람( ) 가는 걸 봤어요.(私がその人が行くのを見ました)


答え

  1. 은, 이

  2. 가, 이

2. 韓国語の「この、その、あの、どの」、「これ、それ、あれ、どれ」

 

韓国語の「この、その、あの、どの」、「これ、それ、あれ、どれ」


韓国語の基本的なシステムは日本語とほぼ同じです。
「こ」は 、「そ」は 、「あ」は 、「ど」は 어느 を使います。

これらを使った表現は以下のようになります。


「この、その、あの、どの」の場合

韓国語では日本語より「の」を使わないことが多く、この場合にも「の」は使いません。
単に 이、그、저、어느 を使います。

例:

  • この人 → 이 사람

  • その店 → 그 가게

  • あの性格 → 저 성격

  • どの方向 → 어느 방향


分かち書き(띄어쓰기)について

韓国語は英語のようにスペースを入れて「分かち書き」します。
基本的には英語のように単語ごとに分けますが、スペースを入れないで書くこともあり、韓国人でも間違えることがあります。
そこまで厳しく意識する必要はありませんが、基本的な文法を学びながら、「これは分ける・これは分けない」くらいの軽い気持ちで確認していくと、きれいな韓国語になります。

「この、その、あの、どの + ○○」の形では、基本的に2つの単語になるため、分かち書きして
이 ~、그 ~、저 ~、어느 ~ のように書きます。英語の “this + ○○” に近い感覚です。


「これ、それ、あれ、どれ」の場合

日本語で「これ・それ・あれ・どれ」に「れ」がつくように、韓国語では (こと/ものの意味)をつけて表現します。

ただし、 は少し硬い表現なので、日常会話では省略形の  を使います(ビジネスや公式な文章では  を使うこともあります)。

直訳すると

  • 이것 → 「このもの」ですが、
    実際の会話では

  • 이거(これ)

  • 그거(それ)

  • 저거(あれ)

  • 어느 거(どれ)

のように使います。

注意点として、「これ・それ・あれ」の場合は、よく使う単語と一緒にくっついて1つの単語のように見えることが多く、分かち書きしないこともあります。
でも「どれ(어느 거)」は分かち書きされることが一般的です(例:어느거 → ❌、어느 거 → ⭕


例文で確認:

  • 机(책상)→ この机(이 책상)

  • 携帯(핸드폰)→ その携帯(그 핸드폰)

  • 人(사람)→ あの人(저 사람)

  • 方向(방향)→ どの方向(어느 방향)


「どの」について

「どの場所、どの人、どの時間、どのもの」などの場合は、
日本語でも「どこ、だれ、いつ、何」と言い換えることがありますよね。
韓国語でも同じように、「어디(どこ)」「누구(だれ)」「언제(いつ)」「뭐/무엇(何)」という別の単語を使います。

そのため、「どの」自体は「こ・そ・あ」ほど頻繁には使わないので、
練習は 이、그、저 を中心にして、「어느」は無理に覚えなくても大丈夫です。

「どこ、だれ、いつ、何」については、後で「だ、です」の文法を説明するときにあわせて紹介します。

1. オススメのAI・韓国語辞典

オススメのAI

ChatGPTがおすすめです!

無料版でも結構使えますが、有料版になったら韓国語のチャットや会話の練習もできて、色々質問に答えてくれたり、添削もしてくれたりするので、韓国語の勉強にも色々使えます!韓国語の勉強以外にも普通に日常などで使えるのでおすすめです!


オススメの韓国語辞典

辞典に頼りすぎるのも良くないですが、
これから勉強していきながら例文を作る時には必要になります。

特に韓国語と日本語は基本的に文法が似ていて、
単語が分かるだけで結構実際に表現するのも楽な方です。
辞典を積極的に使いながら自分が表現したいのを積極的に表現しましょう!

Naverの辞典がおすすめです。
辞典に頼りすぎるのも良くないですが、
色々楽に検索できますね。

これは基本的に韓国人が日本語を検索するために使う辞典ですが、
日本語で書いても検索ができて便利です。
中には国語(韓国語)から色ん外国語の辞典がありますね。




一番下まで行って、下の写真みたいにしてください。

PC http://jpdic.naver.com/


簡単な検索なら日本語辞典に日本語を入れて検索すると韓国語ではどんな単語を使うか簡単に出て便利です。

あとはもっと、詳しい意味が知りたい場合にはサイト内の国語辞典に入って韓国語で検索して、その内容をまた翻訳機で翻訳する方法もあります。
ですが、今の段階ではそこまで深くする必要はなると思います。
どうしても詳しく知りたいのがある時にはこういう方法もありますので、使ってくださいね。

2. 韓国語の「この、その、あの、どの」、「これ、それ、あれ、どれ」


韓国語の「この、その、あの、どの」、「これ、それ、あれ、どれ」


韓国語の基本的なシステムは日本語とほぼ同じです。
「こ」は 、「そ」は 、「あ」は 、「ど」は 어느 を使います。

これらを使った表現は以下のようになります。


「この、その、あの、どの」の場合

韓国語では日本語より「の」を使わないことが多く、この場合にも「の」は使いません。
単に 이、그、저、어느 を使います。

例:

  • この人 → 이 사람

  • その店 → 그 가게

  • あの性格 → 저 성격

  • どの方向 → 어느 방향


分かち書き(띄어쓰기)について

韓国語は英語のようにスペースを入れて「分かち書き」します。
基本的には英語のように単語ごとに分けますが、スペースを入れないで書くこともあり、韓国人でも間違えることがあります。
そこまで厳しく意識する必要はありませんが、基本的な文法を学びながら、「これは分ける・これは分けない」くらいの軽い気持ちで確認していくと、きれいな韓国語になります。

「この、その、あの、どの + ○○」の形では、基本的に2つの単語になるため、分かち書きして
이 ~、그 ~、저 ~、어느 ~ のように書きます。英語の “this + ○○” に近い感覚です。


「これ、それ、あれ、どれ」の場合

日本語で「これ・それ・あれ・どれ」に「れ」がつくように、韓国語では (こと/ものの意味)をつけて表現します。

ただし、 は少し硬い表現なので、日常会話では省略形の を使います(ビジネスや公式な文章では を使うこともあります)。

直訳すると

  • 이것 → 「このもの」ですが、
    実際の会話では

  • 이거(これ)

  • 그거(それ)

  • 저거(あれ)

  • 어느 거(どれ)

のように使います。

注意点として、「これ・それ・あれ」の場合は、よく使う単語と一緒にくっついて1つの単語のように見えることが多く、分かち書きしないこともあります。
でも「どれ(어느 거)」は分かち書きされることが一般的です(例:어느거 → ❌、어느 거 → ⭕


例文で確認:

  • 机(책상)→ この机(이 책상)

  • 携帯(핸드폰)→ その携帯(그 핸드폰)

  • 人(사람)→ あの人(저 사람)

  • 方向(방향)→ どの方向(어느 방향)


「どの」について

「どの場所、どの人、どの時間、どのもの」などの場合は、
日本語でも「どこ、だれ、いつ、何」と言い換えることがありますよね。
韓国語でも同じように、「어디(どこ)」「누구(だれ)」「언제(いつ)」「뭐/무엇(何)」という別の単語を使います。

そのため、「どの」自体は「こ・そ・あ」ほど頻繁には使わないので、
練習は 이、그、저 を中心にして、「어느」は無理に覚えなくても大丈夫です。

「どこ、だれ、いつ、何」については、後で「だ、です」の文法を説明するときにあわせて紹介します。